梨って こんなに(成長日記)

梨園で梨の世話をしながら、成長を目の当たりに

梨の原生林?

梨の原生林?

梨園の奥に、昔は梨園で放置された場所があります。覗くと写真のように梨の大木が10m以上の高さに、まさに林のように。これが本来の樹木の姿、人間が果実を得るために、棚に沿って幹を枝を大事に育て高さを抑えられた太い木に収まっている。

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放っておくと気はどんどん天に向かって伸び、伸びる力があると、花も咲かさず、従って実もなりません。実際、実も花もないのでどれが梨の木か分からないほどです。

梨園において枝を傾けないと、花芽が着かず、来年の実は成りません。木はまっすぐ伸びられないと、危機感を感じて、子孫を残すため実を成らせるとのこと。この性質を使って、先人は梨の棚を作った。研究と知恵の成果、人間と木の共同生活かな。