ひとつの蕾を実になるまで、継続で撮影
梨園メンバー専用のブログ「梨の記録」を作成しています。(働いている人専用)
その中では写真にあるようをにQRコード付きメモを枝につるし、継続的に写真を撮り、育成の変化を記録しています。
メモ20-6 N6秋栄 2花、1花比較
樹木番号N6の品種「秋栄」の枝にメモ札を付けています。
この目的は1花台に1個の花(手前)と1花台に2個の花(奥)の場合の実の大きさの比較です。1個の方が大きくなるのではと考えて。
20200322
まだ蕾、手前下の花台に花芽が1つ、奥上の花台に花芽が2つ。
20200329
花芽のそれぞれが膨らみ、小さな蕾が複数出てきます。
20200406
花が開き始めました。花芽1つから8つ程度の花が出ます。同時に若葉も出ます。
(少し、ややこしいので読み飛ばしても結構ですが、この時、葉になる部分が変形して花を持つことがあります、これを子持ち花と言い、放っておくと大きくはなるが変形の甘くない実となり本命の親花を圧迫して成長を遅らせ小さな実にしてしまいます。これは総て、花または小さな実の段階で落とします。結構な手間に。)
20200605
摘果前
実がどんどん大きくなっています。
この8つの実の中から1つを選び、残りを切り落とします。
選ぶのは3,4、5番果、根元から順番に1-8番と数えます。
この時期1番の成長が良く、大きく良さそうですが、茎が短く折れそうなこと、実がきれいに丸くならなず、変形しやすいことから選びません。実の大きさ、なる方向等を総合判断して1つ選びます。
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摘果後
1つ選び、残りを落としました。
通常奥の花台は1つにすべきですが、ここでは最初に記述した目的に沿って2つにしてあります。
摘果では1m当たりの実の数を決めています。秋栄では3個ですので、これは過密となっています。